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歯軋り対策に歯医者でボトックス治療できます!〜美容ボトックスとの違いについて〜

こんにちは。武蔵小杉グレイス歯科・矯正歯科です。

みなさんは、歯科医院でボトックス治療が受けられることをご存じでしょうか?
ボトックス治療と聞くと、美容外科で受けるものというイメージがあるかもしれません。

今回は、ボトックス治療のメリットや歯科医院と美容外科での治療の違いについて解説します。

1、ボトックス治療とは?


ボトックス治療は、ボツリヌス菌から採取されるたんぱく質(ボツリヌストキシン)を使用した治療法です。

この成分を適切な部位に注入することで、筋肉の過度な収縮を抑制し、様々な症状の改善や美容効果を得られます。

2、ボトックス治療で得られる効果

歯科領域でのボトックス治療では、主に以下のような効果が期待できます。

①歯ぎしり・食いしばりの緩和
就寝中の歯ぎしりや日中の無意識の食いしばりによる筋肉の緊張を和らげ、顎や歯への負担を軽減します。

②顎関節症の症状緩和
顎の筋肉の緊張を和らげることで、顎関節症による痛みや開口制限を改善します。

 

③咬筋(こうきん)の緩和

咬筋(かむ筋肉)の過剰な発達を抑え、エラの張りを改善し、フェイスラインをスッキリさせます

 

④ガミースマイルの改善
上唇を持ち上げる筋肉の動きを調整し、笑った時の歯茎の過度な露出を軽減します。

ボトックス治療の効果は通常、注入後3〜5日から徐々に現れ始めます。効果の持続期間は個人差がありますが、平均で3〜6ヶ月程度とされています。

3、このようなお悩みの方におすすめ



ボトックス治療は、以下のお悩みをお持ちの方に効果的です。

・歯ぎしり・食いしばりに悩んでいる方
・顎関節症の症状(顎の痛み、開口制限、顎の音など)がある方
・フェイスラインやエラの張りが気になる方
・表情じわが気になる方
・笑った時に歯茎が多く見える(ガミースマイル)方
・顔の非対称が気になる方

ボトックス治療は、痛みを伴う症状の改善だけでなく、自然なフェイスラインの形成や審美的な悩みの解決にも役立ちます。

4、歯科医院と美容外科のボトックス治療の違い



ボトックス治療は美容外科だけでなく、歯科医院でも行われていますが、目的やアプローチに違いがあります。

①専門知識の違い

歯科医院
口腔や顔面の解剖学に基づき、咬筋や顎関節に関する専門知識を持っています。咀嚼筋や顎の状態、口腔内全体の健康を総合的に診断します。

美容外科
皮膚や表情筋に関する専門知識が豊富です。美容的な観点から、しわやたるみの改善に特化しています。

②治療目的の違い

歯科医院

・歯ぎしりや食いしばりの軽減による歯の保護
・顎関節症の緩和と口腔機能の改善
・筋肉の緊張緩和による痛みの軽減
・審美的効果は付随的なメリット

美容外科

・しわやたるみの改善
・フェイスラインの形成
・若々しい表情の維持

歯科医院でのボトックス治療は、口腔機能を考慮した治療計画の一部です。

例えば、歯ぎしりによる歯の摩耗や顎関節症がある場合、まずは歯軋り防止の為のマウスピースを作成します。それでも改善がみられなければ、ボトックス治療を組み合わせることで、より効果的な改善をはかります。

まとめ

ボトックス治療は、痛みを伴う症状の改善と自然な美しさの実現を両立できる治療法です。
しかしあくまで、当院では「口腔機能の改善と健康維持」を第一に考えたボトックス治療を行っております。

歯軋り、食いしばり、顎関節症でお悩みの方はお気軽にご相談ください。

武蔵小杉の歯医者|武蔵小杉グレイス歯科・
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