インプラント
インプラント治療とは
歯は、目に見える部分である「歯冠」と、歯冠を支える「歯根」から成り立っています。インプラント治療は、失われた歯根の代わりにチタン製の人工歯根（インプラント体）を顎の骨に埋入し、その上から人工の歯冠を固定させる治療法です。
インプラントは顎の骨にしっかりと結合するため、ズレたりグラついたりすることがなく、お肉などもしっかりと噛んで美味しく召し上がれるようになります。天然歯に近い感覚で噛めるようになるだけでなく、見た目も自然で美しい歯を手に入れることができるのです。
歯を1本失った場合から全部失った場合まで、あらゆる症例に対応できるのも大きな特徴です。
体に優しいチタン素材
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インプラントは、以下の3つの部品で構成されています。
●人工歯 (上部構造)
●連結部分 (アバットメント)
●人工歯根 (フィクスチャー)
インプラントは、チタンの持つ生体親和性を利用した治療法となります。チタンは、生体にとってアレルギーがない金属です。体内に入っても異物とみなされず、骨と結合しやすい特性（生体親和性）を持っています。
インプラントの優れた持続性
インプラント治療は自由診療で保険が適応されないため、費用は1本40万円前後と他の治療法と比べると高額になります（医療費控除の対象となるため、確定申告の際に治療費の負担を軽減できる場合があります）。
また、失った歯を補う治療法としてブリッジや入れ歯などの方法もありますが、インプラント治療ではブリッジのように健康な歯を削る必要がなく、入れ歯のようなグラつきもありません。インプラントは自分の歯と同じように噛めるようになります。
そして、きちんとした手入れと定期的なメンテナンスを続ければ、その治療効果は半永久的に持続することが可能です。
インプラントの手術に
痛みはありません
インプラント治療をお考えの患者さまから多くいただくのが「痛くないですか？」というご質問です。インプラント治療で患者さまがもっとも不安や心配に思われるのは、やはり「痛み」への恐怖のようです。
インプラントを埋入する際は局所麻酔を行いますので、基本的に痛みを感じることはありません。また、手術自体も30分～1時間程度で終わることがほとんどで、他の外科手術に比べても非常に簡単な手術であると言えるでしょう。
手術のあとに
痛みが出ることがあります
治療中は麻酔が効いているので痛みはありませんが、治療を終えて麻酔が切れてから2、3日程度の痛みが出る場合があります。痛みの度合いは症状などによって個人差はありますが、通常は痛み止めの服用で抑えられる程度の痛みであり、数日ほどでおさまることがほとんどです。
当院では、手術を受ける患者さまの立場になり、いかに痛くないインプラント治療をご提供できるかを追及し、痛みやストレスを最小限に抑えた治療に努めています。
インプラントのメリット・デメリット
インプラント治療のメリット
美しい見た目、
自分の歯のような噛み心地
保険治療の入れ歯やブリッジは、口の中に不快感が残ったり、噛む力が弱いので食べたいものが食べられなかったりします。笑った時に装置が目立ってしまうことも少なくありません。
一方インプラントは、見た目にも自然で、骨の中にしっかりと固定されるので、話がしにくいこともなく、固い食べ物もおいしく食べることができるようになります。
周囲の歯を削らず、
取り外す必要もない
インプラント治療では、ブリッジのように周囲の健康な歯を大きく削ることや、入れ歯のように食事の後に取り外して洗うといった必要もありません。
残っている歯への負担が少ない
インプラントは入れ歯やブリッジと比べ、残っている健康な歯への負担をより少なくできる治療法です。残存歯の寿命を延ばすことにもつながります。
インプラント治療のデメリット
外科的な処置（手術）が必要
インプラント体を顎の骨に埋入する手術が必要になるため、他の歯科治療と比べると体への侵襲が大きくなります。
保険適用外治療（医療費控除対象）
インプラント治療は健康保険適用外（自由診療）の治療となります。ただし、インプラント治療は医療費控除の対象となるため、確定申告の際に治療費の負担を軽減できる場合があります。
歯を失ったまま
放置していると…？
人の歯は、通常上下合わせて28本、親知らずを含めると全部で32本あります。正面から見て順に「前歯」「小臼歯」「大臼歯」と呼ばれ、それぞれが重要な役割を持っています。 さらに視野を広げると、舌、顎関節、噛むための筋肉、そしてすべての歯牙が意味をなし、お口と体のバランスを保っているのです。
歯の喪失とバランスの崩壊
このバランスの崩壊は、たった1本の歯を失うことからはじまります。ほとんどの方が、大臼歯と呼ばれる奥歯から失っていきます。そして、歯を失った状態を放置していると、その隙間を埋めるかのように隣の歯が傾いてきたり、直接噛み合っていた歯が伸びてきたりします。
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さらに放置し続けると…
失った歯の周りの歯が過度な負担や影響を受けるようになり、最終的には前歯にも負担がかかっていきます。そうして年々歯を失うことにつながり、やがて噛む能力がなくなると、体の健康にも影響が現れます。
咀嚼できないことによる胃腸への負担や、脳への血流不足による思考能力の低下などが代表的な症状ですが、アルツハイマーの原因のひとつとも言われています。
歯がない状態を放置したときの
体への影響
- 歯を支えていた顎の骨に圧力がかからなくなるため骨が痩せる
- しっかり噛めないため、消化器官に負担がかかる
- 歯の噛み合わせが悪くなることで、歯並びの悪化や口臭の原因にも
- その他、顔の輪郭が変化する、シワやたるみが増える など
「1本の歯の喪失が、ゆくゆくは全身の健康にまで影響を及ぼす」。これが現実なのです。
“たった1本の歯”と安易に考えずに、なるべく早い段階で歯科医院に相談し、ご自身に合った治療を受けることが大切です。
まずはお気軽にカウンセリングへ
基本的に骨量や全身疾患等の問題がなければ、顎の骨の形成が終わる20歳前後から誰でもインプラントを受けることができます。また、インプラントはそれを支える骨がなくては機能することができませんが、骨が不足している方でも骨の移植、骨造成などの再生療法を行うことでインプラント治療が可能となる場合がございます（GBR法、サイナスリフト、ソケットリフト等）。
カウンセリングや検査を受けたらインプラント治療をしなくてはいけない、ということもございませんので、まずは気軽に当院へご相談ください。
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当院では患者さまそれぞれのお悩みや疑問を解消できるよう、治療前のカウンセリングと丁寧な説明を大切にしております。ブリッジ、入れ歯など他の治療の選択肢も含め、患者さまにとってどのような治療が長い人生における本当の幸せにつながるのかを一緒に考え、親身にお応えしております。
インプラント治療の流れ
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カウンセリング
当院のカウンセリングでは、院長がレントゲンとお口の中を実際に拝見して、治療方針や費用、お支払方法など気になる点をご説明、あなたの疑問や不安にもお答えいたします。
一生ものの歯を作る治療です。患者さまの不安や疑問がなくなり、ご納得されるまで遠慮なく質問をぶつけてください。 -
パノラマ撮影（レントゲン）
患者さまの口腔内を拝見させていただきます。
その上で最適な治療方法と治療内容、治療にかかる時間と費用とご説明させていただきます。
当院では患者さまが選択できる治療説明を致しております。治療内容や費用をお考えになった上で、患者さま自身に治療内容をお選びいただきます。 -
血液検査
ご自身でも気づいていない疾患がある場合もあります。
インプラント治療を安全かつ確実に行うためにも、全ての方に受けていただきます。 -
精密検査（CT）とその分析
最先端の設備を有する提携医院にてCT撮影を行い、手術に向け患者さまの口腔内をより詳細に拝見させていただきます。
撮影されたCT画像データは、コンピュータを用いて分析を行い、術前の診査・診断ならびに治療計画に役立てていきます。 -
インプラントの埋入
患者さまの顎の骨にインプラントを埋入します。
しっかりとした設備とインプラントに精通した歯科医師が行いますので、術中にほとんど痛みはありません。 -
治癒期間
個人差がありますが、2～6か月の治療期間（安静期間）をおくことで、インプラントと骨が強い力で結合するのを待ちます（オッセオインテグレーション）。
この期間、仮の歯を使用できる場合もあります。通常は、普段通り入れ歯を使用出来ます。 -
冠の完成
治癒期間の終了後は、型を取り、人工の歯を作ります。
形や色などは患者さまに合わせて作製し、インプラントに取り付けます。 -
メンテナンス
インプラントはこまめなメンテナンスを行う事で、一生ものの歯となります。
私たちと一緒にインプラントを大切にしていきましょう。
インプラント治療の料金
トータルの費用は、お口の状態や埋入本数などにより異なりますので、まずは一度お気軽に当院までご相談ください。丁寧にご説明をさせて頂き、ご納得いただいてから治療計画へと進んでまいります。
費用の目安
| 埋入～セットまで | 440,000円 |
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※料金は全て税込価格です。